リスボンから南下してきたダカールラリー一行は最初の夜をポーティマオで迎えた。2日目となる今日はポーティマオ郊外の67.0kmのステージを走った後、463kmのリエゾンを経てスペインのマラガへと至るルート。マラガへ到着すると、各自指定されたフェリーに乗っていよいよアフリカ大陸へと渡ることになる。
「WRCのコースみたいな山岳コースだった。滑りやすくツイスティな山岳路で、ディーゼル車よりもガソリン車のほうが有利なコースだったけど、リラックスして楽しく走れたと思う。途中、前を遅いフォルクスワーゲンにふさがれて、石は飛んでくるし抜かせてくれないしでちょっと参ったけど。僕のちょっと前を走っているチームメイトのラテは、追いついたニッサンのイザベルが抜かせてくれないもんだから、ちょっと後ろから“押した”ら、相手は凄く怒ってしまったようで、ゴール後にいきなり殴られてしまった。顔が今でも腫れてる。まあ、ケンカにならなくてよかったけど」
「チームの連携はとてもうまくいってる。今、ステージを終えてリエゾンの途中で洗車しているところ。メカが洗車してくれている。食事も毎晩焼きそばとかおにぎりとかの日本食を用意してくれているので、太りすぎになるんじゃないかって心配なくらいだ(笑)。チームメイトの山田周生さんがカラダスキャンを持ってきているんだけど、借りてみてチェックしてみたら、いつもの体重よりも4.5kg増えてた(笑)。で、体脂肪率も5%くらい増えている。まずいね(笑)。今日はとても暖かくて、Tシャツ1枚でもいられるくらい。コースの両脇にはあふれるくらい観客がいるし、盛り上がってるよ。まあ例年通りと言えば例年通りだけどね」。
「スタート前、ライバルだと思っていたニッサンのドライバーが、ピックアップに乗り換えていて、クラスが変わってことを今日知った。かなり速いのでやや不安だったんだけど、これでちょっと安心」
「今、ディーゼルクラスと市販車無改造クラスでラテとクラス1,2位をとれていると思う。この今の状態はちょっと良すぎかな。プレッシャーは全然ないし、最終的に1,2位になれればいいしね。ヨーロッパステージでの順位は関係ないし。アフリカに入ってからだよね、勝負は」
三橋の電話からの声はリラックスしている様子。ステージも無難にこなせたようで、正直あまり話すこともないくらい順調のようだ。傍目から見ると心配だった、新しいチームとの関係もうまくいっているようで一安心。本人は心配ないと言っているが、このままいい順位をキープし、トラブルもなく好結果につないで欲しいと思う。
三橋の本領が発揮されるのは、やはりアフリカステージ。順調にいけば、このページも明後日の午前1時ごろに更新出来る予定だ。
■Stage2順位61位 総合43位(日本時間1/7 22:37)
■Stage2タイム 01:12:11
■総合トップとの差
00:37:27
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stage 2 - Sunday 7 January 2007
Portimao - Malaga
Connection 15 km
Special 67 km
Connection 463 km
Total 545 km |