いよいよダカールラリー本番まで1ヶ月となった。
あとは本番を迎えるだけなのだが、果たして、このHPをどのように運営していこうか、今かなり頭を抱えている。
本当なら、今度のダカールラリーでは、より充実したコンテンツを提供したい。なぜなら、おそらく日本では地上波でダカールラリーの映像が流れる事は、ないはずだからだ。なんとか日本のみんなに、見てもらいたい。そのために、より多くの情報や映像を載せたい。そう考えていて、事実それに協賛していただいているスポンサーもいくつか見つかり、さらにHP運営にも協力していただけるスタッフも集まりつつある。
本当に皆さんには感謝してもしきれない。
それでも、正直まだ苦しい。
資金的な問題は、正直かなり切迫している。
だからどのくらいのものが出来るのか、現段階ではまだ分からない。
ファラオラリーでは現地にスタッフを派遣して、コンテンツの充実化をはかった。成功したかどうかは分からないが、Ustreamによる動画配信も行った。従来以上の内容は作れたと思う。
しかしダカールラリーにスタッフを送るには、予算が足りない。企業でもない、いちドライバーのHPの出来る金額を超えている。
さらに、通信環境も不利だ。
エジプトではソフトバンクの海外パケット通信が適応できたし、さらにオフィシャルがメディア用にWiFiを用意していたので(有料だが使用量は無制限)、なんとかなった。
アルゼンチンと、チリにはその海外パケット制度が適応されないし、メディア用の通信システムは、基本使用料だけでファラオラリーの10倍。しかも従量制だけに、とても不可能だ。
ここに来て、正直、どのくらいの人が、映像を見るのだろうか……。そんな思いを抱きつつある。そんなに無理しても、需要がなければがんばる必要もないのではないのか….。
そんな時にアルゼンチンから一通のメールが来た。
「DAKAR Free Cell Phone Rental Argentina Chile and USB Broadband internet 2011」
格安で携帯電話とモバイルインターネット環境を提供しますよ。
というもの。
見ればアルゼンチンとチリのインターネットを無制限で利用できるモデムがある!
これがあれば、リエゾンを走行中の車内からのUstreamライブ中継だって出来る!
(さすがにスペシャルステージ中は電波的に無理…)
もちろん早速申し込んだ。
しかし、果たして、本当にチリでも無制限でインターネットにアクセスできるのだろうか?
この会社はアルゼンチンの会社。去年も電話だけは借りたが、チリでは値段設定が違った気がしたのだが….。
とはいえ、少なくともアルゼンチンでのネット環境は整った。
あとはチリのネット環境をどうやってそろえるか、だ。
だれかいい情報があったら教えてほしい。
そんなチリは、今回は約1週間もいる。その各地のキャンプは、基本的にリゾート地ばかり。
例えば、今回の休息日に指定されているアリカは、ペルーとの国境の町
大きな町だけに電話もきっと通じるはず
その下にあるイキケは、砂丘と海に挟まれたリゾート地!
砂丘のバックが大都会! そんな景色なかなかない
アントファガストは去年の休息日。とても大きな町だ。
そして今大会の目玉であるコピアポは、砂丘に囲まれた町。あの鉱山事故現場からは、直線距離にして15kmしか離れていないところに、キャンプ地が設置される。ただし、このキャンプ地は携帯電話の電波の入りがとても悪い!!!
でも景色は最高に美しい。
根本的な問題は解決していないが、絶望的な状況からは少しだが脱出で来たかもしれない。ちょっとでも可能性があるなら、なんとか諦めずに行きたいと思う。
ピンバック: Tweets that mention TLCプレス試乗会オンボード映像 | jun38c.com -- Topsy.com
上の映像の2分38秒あたりで、路面にフロントバンパーが落ちているところが笑えます(笑)
しかもなんの躊躇もなく轢いてるし(爆)
当日のテンションの高さがうかがえます(笑)