いよいよダカールも最後になりました。
カルロスパズからロサリオまでの競技区間は699Km。SS180Kmのち、400Kmのリエゾンの先にゴールがあります。
SSフィニッシュで束の間喜びをかみしめた後、時間ぎりぎりでブエノスアイレスに向かいます。
ポディウムに間に合うようにするには、最終SSのフィニッシュを捨ててロサリオに直行するプランしかありません。
メディアカーは一路セレモニー地点へ向かいます。
目的地近くに差し掛かり、JUNのSSフィニッシュのニュースを聞きました。
「やった!」
リエゾンは400Km残っていますが、競技者にとっては実質上のゴールです。
この日のコースはあまり面白いものではなかったようでしたが、そんなことよりもこれで目標だった「南米ダカール初の日本人完走者」というタイトルを手に入れたのです!
楽しい日も辛かった日も、すべてはこのために・・・。
JUNおめでとう!
さてここからが大変。フィニッシュからロサリオのポディウムまでの400Km。それを4時間で走らないといけないのです!!!
なにかの計算間違いか?とも思われるタイム設定に、喜ぶ時間もそこそこに出発したそうです。
案の定、表彰式の30分前にJUNから「残り100Kmくらい」という連絡が入りました・・・。
その後、ブエノスアイレス市内が大渋滞。
なかなか前に進まず、止まってメールが打てるくらいだったそうです
当然、時間内に会場についた選手はいなかったという・・・(笑)
そんな状態で、1時間以上も遅れましたが、無事に到着し、JUNは綺麗なジャケットに着替えてKTM JAPANの野口社長とダカールのポディウムに登壇しました。
JUNがこれまでもらったダカールのどの盾よりも、小さなメダル1個でしたが、彼しか持っていないとても大きな意味を持つメダルです。
たくさんの完走者が上がっては降り、流れ作業のような表彰台でしたが、私たちにとっては何よりも大切な瞬間でした。
ポディウムから降りて、インタビューや写真撮影などありましたが、JUNはあまり喜んだ表情ではなく、淡々と質問に答えていました。
あれ?そんなうれしくないのかしら?もっと喜べや!
あとでJUNが言ってましたが、
「いや~。フィニッシュした時は『やったー!!!!!!!!!』ってすごく思ったんだけど、400Kmもリエゾン走ってきたら、頭の中がすごくクールダウンしちゃってさ!リエゾン長いのはダメだわ~」
だそうです。
日本に帰って、たくさんの人に「おめでとう」を言われるでしょうから、その時にじわじわと噛みしめてもらいたいと思います。
(K)
三橋選手完走おめでとうございます!
もともとライダーの三橋選手とはいえリタイア率の高いダカールラリーで最後まで走りきるのは想像を絶する厳しさだったと思います。
胸が熱くなる感動を有り難う御座いました!
ハラハラドキドキの2週間でした。三橋選手と共にラリーを体感できましたよ!
お疲れ様でした。
最後にコツが掴めて来た所でゴールって惜しい!これは来年も是非参戦せねば、ですね。
正直、40歳以上で二輪に変更してダカール参戦なんて出来るの?と思っていましたが出来てしまったんですねえ、これが。まあ、経験ある三橋選手だからこそなんですが、バイクやサポート体制も良かったんでしょうね。
これでますます40歳以上の人にバイクが売れちゃいそうですね。
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