ステージ9
〇イキケ → カラマ
SS(競技区間) 451km リエゾン(移動区間)88km total 539km /総合30位 市販車部門1位
後半戦初日は、深いフェシフェシが待つ難コース。まずは、最初の砂丘に差し掛かるもいきなりクルマが引っくり返る。地盤が柔らかいフェシフェシのせいか、クルマを停めたらそのまま3回転してしまった。その際に、タイヤ3本がリム落ち。ホイールを修理している間、チームメイトも待っていてくれた。修理の時間はそれほどかからず、走行を再開。チームメイトをフォローしながら進もうと考えていたJUNだが、バックミラーがなくなってしまっていたので、気にしながら走っているうちにチームメイトを見失ってしまう。
クルマが横転した際に、後ろのドアが開かなくなってしまい、ジャッキが出せなくなってしまったので、パンクしないよう慎重に走った。しかし、その後ミスコースを喫し、フェシフェシでスタック。積んであるサンドラダー(板)が出せない為、タイヤの空気を抜き再発進。しかし空気を抜いたら、今度は空気を入れないとならず…。ポンプのホースが必要。どうにか積んであったものを引っ張りだして処置し、再び走った。
ステージ中盤以降エンジンがかからなくなるトラブルが発生し、チェックポイント3の先、ゴール手前60㎞付近で、とうとうエンジンが止まってしまう。
原因は、キルスイッチの不良。結局、直接バッテリーに繋いで走りゴールしたのだが、この電気系トラブルによるタイムロスは大きかった。
カテゴリーでは、かろうじてトップを死守したものの、2位のチームメイトとは、15分とほぼタイム差はないものに等しい。最初の横転は自分のミスと語るJUNだったが、明日も難しいコースで正念場、とにかく気持ちを切り替え挑んで欲しい。
今年のダカールの中でも最大の難所だからこそでしょうか。持ち前の機転で何とか切り抜けられたので、明日も大変でしょうが、持てるものを最大限活かして頑張って下さい!
落ち着いて、かつアグレッシブに行こう! 15分の差はなきに等しいけれど、それは誰にでも起こりうること。あれだけストイックにトレーニングに励んできたことを今こそ生かす時だと思う。なんて偉そうに言ってごめん。でも、三橋くんならやり遂げられるはず!!
電気系トラブルがリエゾン内で不幸中の幸いでしたね。アンラッキーもあったと思うのですが、終盤戦に向けてベストを尽くして下さい。