最終日の朝、総合4位。3位とは2分差。5位とも2分差。最終日でこんな混戦になるとは思わなかった。
当然3位を狙っていきたいところだけれども、5位のバギーには全く歯が立たない。なぜ彼が後ろにいるかというと、ステージ2の砂丘でスタックして、かなり時間をロスしたからだ。それ以外では到底かなうマシンではない。
対して3位にいるバギーは、こいつは確かに早いが、ミスも多い。だから毎日いい勝負なのだ。
そんなことを考えながらのスタートは、当然欲が出る。チームは当然クラス優勝を優先させる。それはわかってる。わかってるが挑みたくなるのが男の性だ。
しかし、気持ちが空回りしたね。砂丘でペースをあげすぎたようだ。小さい砂丘を超えた先に、たまたま小さな穴があって、そこに落ちてしまった。ちょうどオレのライン上にだけ穴が! もっとも、2号車が数分後にやってきて、すぐに引っ張ってくれたので大したロスタイムにはなってないのだが、それでもオレの挑戦はここで終わり。許されるミスは1度だけだ。
その後は2号車の後ろについてランデブー走行。ただ、ニコラが結構飛ばすので、オレも向きになって埃の中追いついていくのだが、その度に、ナビのアランに怒られた。それを何度もやるものだから、最後には「お前はここですべてを無にしてしまうつもりか!」と怒鳴られたので、素直にゴメンとペースダウン。おとなしく2号車の後ろ、埃がかぶらない程度の距離を保ちながら、ゴールした。
これで総合5位。クラス1位。前回のダカール、ファラオと2回続けて負けているので久しぶりに勝てた。それはほっとしてる。けれども、今回のラリー、後半にリズムがちょっと狂ってきて、最後には穴に落ちてしまうとか、なんかうまくまとめられなかった。前半がよかっただけにそう思う。
でもその理由も、今回のラリーではっきりした。ようやくわかった。このリズムの悪さが。その理由はまた明日!
とにかく、まずはしっかりクラス優勝果たしました! 応援してくれたみなさま、ありがとうございました!
2012.10.07
2012 PHARAONS(day 6)
JUN’s report from bivouac
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2012.10.07
2012 PHARAONS(day 6)
Report Stage6
いよいよ最後の日がやってきた。路面の影響で40km短縮されたステージを、4番手にスタートしたJun。快調に走り、後ろに総合トップのminiを従えて砂丘エリアに突入した。
この砂丘でもかなりのペースで走るが、そこで勢い余って砂丘のくぼみに運悪く落ちてしまいフロントグリル&バンパーを大破させてしまう。
そこに2号車がすぐにやってきて、引っ張りだしたことでタイムロスは大きくならずにすんだ。
「ニコラがすぐに引っ張ってくれた。こういう時にすぐに来る2号車がいると心強い。今日はチームプレーに助けられたよ」
その後は2台でランデブーしてゴール。そのまま150kmのリエゾンの後に、ピラミッド前に設置されたポディウムにあがった。
「去年のファラオでリタイヤしただけに、今回のクラス優勝は素直にうれしい。ダカールもこの調子で走りたい」
最終結果
総合5位 クラス1位
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2012.10.06
2012 PHARAONS(day 6)
JUN-TV 本日22時よりOn the Air!!!!
最終日を迎えたファラオラリーはいよいよピラミッド前のポディウムにゴール!
JUNの1週間の戦いぶりを映像を交えながら振り返りつつ、
ゴールしたばかりのJUNとの回線をつないでお送りします。
果たして無事に回線がつながるのか?!
見られない場合はこちらをクリック
http://www.jun38c.com/wps/ustream/jun-tv/
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クラス優勝おめでとうございます!
そして無事のご帰還、おかえりなさい!
帰国後にまた楽しいお話を聞かせて下さいね。
同じくですが、クラス優勝おめでとうございます!
価値ある優勝ですね。勝った上に得たものもあったなんてこれ以上ない経験だったじゃないですか。アランはナビでコドライバーで先達でもあるような、良いコンビネーションですね。写真は「走るぞ!」という気迫が漂っています。
今更なんですが、クロスカントリーラリーって、山登りと似ているところがありますね。想像よりもずっと山あり谷ありだし、マラソンで縦走登山しているような、車だけど。登山もラリーもしたことありませんが、そう思いました。