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2011.01.12

Stage 9 Copiapo > Copiapo

20110111 505Z6253 SSの様子を振り返る三橋ドライバーとゲネックナビゲーター

一時大きく後退するも再びクラストップに。クラストップ維持

1月11日 Stage 9 コピアポ > コピアポ 市販車クラス1位/総合21位

 短い距離に、長い設定時間と過酷なステージになることが予測されたコピアポ〜コピアポのループコース。昨年、鉱山での落盤事故からの救出劇で著名となったコピアポのキャンプには、その鉱山事故で救出された2人も来場、また、救出に使用された「フェニックス」も展示されておおいに盛り上がった。

「全体を見れば、予想したよりも難しいコースではなかったんだけど、スタート直後の砂丘でハマってしまった。と言っても埋まった訳ではなく、市販車のT2マシンのパワーと重さでは登れない…何度もやり直してようやくといったところ。そしたらその大砂丘へ入る手前でルートが代わってて、下位スタートの選手がしれっと先回りしてたのには参った」

「僕がスタートする時間帯だと、周囲はものすごいパワーをもつマシンばかりで、それだときつい砂丘もラクに越えて行けるんだけど、僕のクルマだと無理。なのでハマってしまったわけだけど、僕より後方のT2クラスの車両が走りだす頃には、このきつい砂丘を避けてはしる迂回コースが出来上がっていて、それでたくさんに抜かれてしまったんだ。まあ仕方ないと言えば仕方ないね。でも、そのあとは順調で、クラストップは獲得できた」

「ビバークには、例の鉱山の穴から救出された人もいて盛り上がったよ。そうそう、昨日Twitterで”くさい”って書いたのは、ナビのアランの体臭(笑)。臭いからそろそろインナーを換えてくれ、って頼んだんだけど、まだ残りがあるから明日換えるって言われちゃって今日も臭いまま(笑)。でも仲はいいし、うまくやってるよ」

 今年の三橋は、例年になく順調かつステディだ。とくに一時50位台まで落ちて、再度クラストップに復帰するごぼう抜きぶりは凄い。パワフルなT1マシンならともかく、的確なライン取りとマシン運びによるものだ。いよいよ、クラストップでのフィニッシュが見えてきた。


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  1. wheelie_y のコメント

    mikamiさんより書き込みが先行しちゃってすみません。

    なんとなんとSS10ステージ21位で総合11位!!!!!

    前日のSS9時点で総合13位からのジャンプアップ!!
    ちなみに前日総合10位ゼッケン314のSMGバギーが脱落し、前日総合12位の338三菱が若干遅れた結果なのだが、

    現在3分9秒差で総合12位ゼッケン317(日産OVERDRIVE)が猛烈な勢いで追い上げてきているのと、現在13分40秒差で総合13位ゼッケン338(三菱パジェロ)も一旦は落ちたとはいえ、SS7で14位フィニッシュ出来る実力を持つ車なので…………

    何はともあれ、コンスタントにノートラブルで残り3ステージを走りきれることを祈っております。

    三橋がんばれぇ~!!!!

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2011.01.11

Stage 8 Antofagasta > Copiapo


もはやT1クラスがライバル? 過酷な後半第一ステージを走破

1月10日 Stage 8  アントファガスタ > コピアポ 市販車クラス1位/総合17位

 休息日を終えて後半戦の始まったDakar 2011。その初日となるStage 8は268kmの移動区間から始まり、そのあとに508kmの競技区間が控える長大なコース。アンデス山脈の西側ぞいに、サンティアゴ方面へと向かうステージだ。相当に過酷になった砂丘がメインのステージを、三橋はまたも無難にかつ確実にこなしてコピアポのビバークに到着した。コピアポは、昨年鉱山の崩落事故からの救出劇で一躍有名になった場所だ。

 「今日はじつに大変だった。競技区間が長いってことがまず1つと、砂丘区間が2回あったんだけど、2つめの砂丘でちょっとハマってしまった。軽くてパワーのあるマシンであれば行けるんだろうけど、このクルマにはきつい角度の砂丘で、かなり手強かった。砂丘では走破性を上げるために空気圧を落とすんだけど、いつもはパンクやトラブルを避けるために1kg㎝3以下には落とさないんだけど、今日は0.8まで落とした。それくらいじゃないと上れない」

「そのいちばん厳しいところについたときに、1人乗りのバギーが砂丘から転がり落ちてくるのが見えた。幸いケガもなかったし、起こしてもらって再スタートしていたけどそれくらい難しいってこと。何台ものトラックがハマっていたくらい。パワーがあるクルマなら行けると思うんだけどね。僕が凄く苦労してやっとここを通過できたのはもう午後4時で、その段階でまだ20台ちょっとくらいしかここを抜けてなかったはずだから、後続のクルマはかなり苦労すると思う。コピアポの手前も砂丘だし、夜の砂丘を走るのは大変だと思うなあ」

「コピアポは相変わらずの凄い人で、歓迎ぶりも凄い。コースにもかなり奥まで人が入っているね。そうそう、明日はキャンプで例の”脱出カプセル”を見られる予定なので、写真撮って送りますよ。救出された人も2、3人来るらしい。南米らしい熱い歓迎ぶり」

「明日も長いので今日以上に大変そう。なにしろ、距離は200kmちょっとくらいなのに設定時間が10時間以上あるんだ。相当厳しい砂丘が続くのだと思う。自分でもハマらなくなったのはびっくりだけど、クルマの足まわりにトラブルが出て、セッティングが変更されてしまったのが残念。今年は新しいセッティングを試していて、これがじつによかったんだよね。昨年の旧いバージョンに戻ってしまって、とてもいい玩具を取り上げられてしまった気分だよ(笑)」

 今日は三橋はコピアポのホテルに宿泊。明日、キャンプ地から再び連絡をくれる予定だ。後半も応援、ぜひ宜しくお願いします。


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  1. のコメント

    2号車はどうでしょうか?

    ともあれ、本領発揮ですね。ミネラルたっぷり取ってイオン満タンで乗り越えちゃってください♪

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2011.01.10

Stage 7 Arica > Antofagasta

jun0109

総合14位にジャンプアップ!

1月9日 Stage 7  アリカ > アントファガスタ 市販車クラス1位/総合17位

 休息日を開けた後半戦がいよいよ開幕。ブッチギリのトップで2011ダカールを折り返した三橋は休息をしっかりとって準備完了。後半戦の初日は、本来830kmほどのロングステージに臨む予定だったのだが、休息日前日のStage 6があまりにハードだったことを受けてかコースが大幅にカットされ、わずか250kmほどのコースに。今日は砂丘の競技区間を走ったあと、南下してアントファガスタへと向かう。

「今日はステージが半分になってしまったので、拍子抜けするくらいあっという間に終った。砂丘もあったけれど、入口の大きな砂丘にはちょっとビビったけれど、クリア出来たし問題のないステージだった」

「でもスタートしてしばらくの前半は、トラックに挟まれていたので、ホコリでなんにも見えない。~本当になんにも見えないんだ。抜くのに苦労したよ」

「昨日休息日にMINIがメディア向けに走行してひっくりかえったらしい。そのままリタイヤだって。何やってるんだろうね。さらに同じチームのテラノバというアルゼンチンの選手が今日ぶっ飛んでリタイヤしてた。対して難しくないステージでも上位はこうやって消えていくんだね。オレも気をつけないと」

「ゴールは山岳地帯から一気に海沿いに降りるルートで、景色は本当によかったよ。けれど、どうなんだろう? ゴールでTVインタビューで「これからも南米でダカールラリーは続けられるか?」 と聞かれた。正直3回目の今回新しいルートはあるけれど、変化は乏しいよね。アフリカみたいに広くないから、どうしても同じ場所を使いまわしする事になる。そんなに長くは続けられないんじゃないかなぁと、俺は思うなぁ。あくまでも俺の予想だけれどね。」


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  1. のコメント

    あと4つ!!

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2011.01.09

日本パリダカ事務局から嬉しいリリース


夜中のうちに、休息日前、第6ステージのリザルト修正が終了し、ようやく順位がダカール・ラリー・オフィシャルホームページでも見られるようになりました。

今大会最大の難関とされていた休息日前の2つのステージでは、チーム・ランドクルーザー・トヨタオートボディの三橋&ゲネック(No.336)、寺田&田中(No.340)、日野チームスガワラの照仁&鈴木(No.526)、義正&杉浦がすばらしい走りを見せてくれた。
それぞれがすごいリザルトで言葉が出ない!こんなすばらしいニュースをなぜNHKでやらないのだろう? (多分、多くの日本人がこの成績の価値を知らないだけなのかもしれません)。

ひとつひとつ見てみると、オート部門では第6ステージのSS、三橋&ゲネック(No.336)がSS21位、総合で16位。市販車が改造車にここまで食い込むとは!
しかも、市販車無改造部門では1位、2位のジェラール・モニエール(仏、No415)に6時間14分11秒という、三橋が途中昼寝でもしない限り追い越せないようなタイム差をつけてしまっている。
休息日でこれほどのタイム差をつけたのは、モトのリシャール・サンク(かつて次席に5時間以上の差をつけたことがあった)以来ではないか?
 三橋らはエコ燃料部門でも1位。
そして、ダカール・ラリーの本格的なドライバーとしては初めての寺田もよく健闘。彼は1997年にドリーム・チャレンジャーの1台として初めてダカール・ラリーに参加、その後片山右京などのナビをしたこともある彼だが、オフィシャル・ドライバーとしては今回チーム・ランドクルーザー・トヨタオートボディが初めて(のはず。要確認)。昨日第6ステージではSS31位、総合でも40位とめざましい活躍ぶりだ。

一方、カミヨン部門でも、菅原父子が大型カミヨンが台頭する中、果敢に奮闘している。なんと、照仁&鈴木(No.526)がSS10位、総合で11位、父義正&杉浦(No.513)もSS11位、総合13位。リザルトを見ると、周りじゅう大型車ばかり。当然、市販車部門2位/10 リットル以下クラスで、1位、2位を独占している。

第6ステージのインタビューを見ると、トップライダー、トップドライバーが全員口をそろえて、「ものすごくハード、とても難しかった、キツーイSSだった」と言っている中、本当にすばらしい日本人たちの成果でした。

ダカール・ラリー主催者のホーム・ページでは、サマリーを書いている記者が例年にもまして、トップ4台だけしか目を向けていないような内容。今年は、市販者無改造部門も、レディス部門も、カミヨンの市販車部門2位/10 リットル以下クラスのことも話題にしてくれない。読者のみなさんも歯がゆい思いで読まれていることと思います。しかし、これを日本語に訳してお伝えするのも私達日本事務局の役目、がまんして最後までお付き合いください。

速報、インタビューにわずかながら、競技者たちの苦労ぶりが伺えます。

ダカールラリー日本事務局


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2011.01.09

REST DAY, チャットにご参加いただいた皆さんありがとうございました。


休息日、アリカのキャンプで休んでいる三橋とのライブチャットを行いました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 事前の告知が遅かったことをお詫びします。下記にその模様をアップしておきます。
後半戦もぜひ応援を宜しくお願い申し上げます。


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