2018.05.06

訪問者

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撮影にあたって、不具合があったドローンをばらしてパーツ交換。
だましだまし使っていたけれど、今日は風が強いし雲が多いし、
準備日! というわけでバラシ始めたわけです。

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「不器用ですから」

というオレがこんな機械をばらして果たして大丈夫なのか???
自分でも全く自信がないが、
とりあえずバラす。

何せ子供の頃はプラモデルを作っては、
うまくできなくて途中でぶん投げて壊していただけに、
こういうのは大の苦手・・・

配線が細い!!!

なんてやっていたら、訪問者がやってきた。

ランクルでダカールを走っていた頃のメカニック・松本君。
福岡トヨタのメカニックなので、九州にくると聞きつけて
遊びに来てくれたのだ。

せっかく来たんだから、まぁ飲みんしゃい。
と九州式のおもてなし

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はい、これでもう彼は帰れなくなったので、
お泊まり確定です(笑)

彼がメカニックの時は、実はランクルで走っていた頃
一番いい走りができていた時代だった。
その分、メカニックたちと会話することはほとんどなくて
必要不可欠なことしか言葉を話さなかった。

それも、ディーラーメカという存在は、
はっきり言って信用に値しない相手だと思っていたので
なおさら。

彼らの腕が悪いということではなく、
ディーラーメカとラリーのメカでは仕事の内容が違う。
だから、いきなり現場で活躍するのは無理がある。
それに、2年程度で入れ替わるディーラーメカは、
現場の作業内容に慣れた頃にはいなくなってしまう。
だから、あてにしないというより、出来なかったのだ。

でも彼はしっかりフランス人メカニックたちの間に割って入り
信頼を勝ち取るほど頑張っていた。
だからラリーカーに関してはいろいろ話をしたなぁ。

けれど、こうして酒飲んで話すことなんてほとんどなかったので、
実はこれが初めて、かもしれない(苦笑)

「三橋さんの注文はレベルが高くて、緊張しましたよ!」

と言われたけど、そんな難しい注文したかなぁ?笑

俺はお菓子と言ったらセンベイじゃなくて生クリーム系を出せ!
とか、そんなことは言ってないよ(苦笑)

ただ、起きた症状を伝えただけ。

でもそれって、今のディーラーメカからしたら、
それで修理するってないのかもしれないね。

全てコンピューターで診断して、交換するだけだから。

症状があって、それをどう診断するか。
自分で原因を見つけなくてはならない。
でも答えは目の前の車にある。

そういう現場は、確かにレベルが高いことかもしれない。
だってそういうのは、本当はエンジニアとセットになって
解決していくことだからね。

メカニックの範疇を超えているのかもしれない。

でも彼はそんな中、右も左も分からないまま、格闘しながら
頻繁に起きる電気トラブルの原因を突き止めて、
チームの信頼を得たのです。

何しろ、電気系は日本のディーラメカの方が詳しいと
チーフメカが言ったくらいだから。

でもディーラーメカが詳しいんじゃなくて、
松本君もそうだし、その前の東京トヨペットのメカもそうだし、
彼らが自分のスキルをラリーカーに当て込む事が出来たから。
それが出来たメカニックって事なんだよね。

それだけじゃなく、彼の後に入って来た後輩の面倒も
ちゃんと見ていたなぁ。

大したもんです!

というわけで、
昼間からしこたま飲んで、
肉しかないすき焼き食べて、翌朝帰って行きました。

いやーよく飲んだ!

さすが九州男児!

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カテゴリー: Diary
  1. NORI のコメント

    先日はご馳走様でした。
    rally中は話せなかった事など楽しい時間を過ごせました。
    時間があれば福岡にも寄ってくださいね。

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