キャンプの朝は早い。
夜明け前には目がさめる。
目覚ましがなくても、だ。
都会の部屋で寝ていたら、そんなことあり得ない。
勝手に目がさめるので、
清々しい気分のまま起き上がることができる。
そしておもむろにtboxから出ると、
今まさに太陽が出ようてしていた。
こんなタイミングで起きることが出来るのも、
アウトドアライフの楽しさだ。
綺麗な夜明けだ。
こうして1日が始まる。
地元のおじさんには連泊していけと言われたが、
そう言うわけにもいかないので、そそくさと撤収準備。
あらかた終わったところで、隣にあると言う神社にお参り。
境内は綺麗に整備されている。
昨日のおじさんが掃除したって言ってたっけ。
綺麗なのは誰かが掃除するから。
自然のままだと荒れ放題になってしまうし、
廃墟になる。
考えれば当たり前のことなんだけど、
言われなければ気がつかない。
それにしても、
立派な龍神様を祀った神社の先は、
テトラポットが建ち並ぶ海岸。
本当にこれでいいのかねぇ。
せっかくの美しい海をコンクリートで台無しにして。
テトラポットを置けば砂の流出が防げる、
と思っていたら大間違いだ。
そんなの潮の流れが変わるだけで、
結局砂は沖に運ばれてしまう。
それを防ぎたいなら、河川のダムを取り除くしかない。
だってそうだろう。
砂は川から運ばれて、岸にたどり着き、そして沖に流される。
川から砂が運ばれてこなければ、沖に流されっぱなしで、なくなるに決まってる。
そんなのわかりきった事じゃないか。
とはいえ、だから河川のダムを全部とり壊せ!
と言うわけにはいかないのも確かだ。
治水の問題。
貯水の問題。
これらとうまくバランスを取ることはできないものだろうか。
ゴミ問題もそうだが、こう言う景観を大事にしないと、
未来に残していかないと。
美しい日本っていうのは、こういう事なんじゃないかと、
オレは思う。