東日本大震災から7年がたった。
あれから日本はどんな風に変わったのか?
という点において、何にも変わっていないと、個人的には思う。
必死に元に戻そうとする思想と、もう元には戻れないんだから、新しい未来へ進もうという思いがぶつかり合い、
でも結局何も変わらないというのが、僕が個人的に感じた思いだ。
これ、いいとか悪いとかではない。それぞれの主張がある。
で、だ。それを絵本に落とし込んだとしたらどうだろう?
昔々、人々が平和にくらいしていた街が、地震で壊れ、
津波に飲まれ、原子力発電所が崩壊しました。
人々は恐れ、悲しみましたが、それでも立ち上がって、前に進みました。
ある街は、それまでの生活を変え、自然と戦わずに、共存する道を選び、住む街も暮らし方も変えました。
とある街は、地震が来たって大丈夫な街づくりを目指しました。
高い防波堤を立て、建物を強化し、地震に備えました。
人々の記憶から、地震が忘れ去られた頃、またしても大きな地震がやって来ました。
さて、どうなったかは、それぞれが考えればいいので、この昔話のストーリーの結末は、自分で考えればいいと思う。
で、オレが思ったのは、自立。だ。
今の生活は、全てにおいてこの国が作り上げたインフラでまかなわれている。
電気水道ガス、食べ物、全てだ。
そこにおいて、中でも電気は、生活する上でなくてはならないものだ。
これだけは、他と決定的に違う。
というのも、震災直後、計画停電のエリアにあった我が家では、まるでキャンプのような生活でやり過ごした。
キャンプ道具が揃っていたからできたことだが、つまり、電気がなければキャンプ生活を強いられる、ということでもある。
だから、電気を自分でまかなえたら、それは自立ってことじゃないかと。
自立できれば、生活は自由になる。
インフラに縛られず、オフグリッド化した生活は、人を自由にさせるんじゃないかと。
そこでソーラーパネルでトレーラーのオフグリッド化を進めたわけだ。
前置きが長くなったが、その自由をさらに広げるため、ソーラーパネルを増設した!
500Wの増設。
トータル940W
これだけあればそうそう困るまい!
ロッキープラスのキャリアに設置。
サイズもぴったり!
問題は、キャリアが全部ソーラーパネルで埋まってしまったので、
カヌーなどが積めなくなったってこと。
キャリアって結構便利だったんだよなぁ。
どうするか・・・。
そして、この作業に取り掛かって早4ヶ月。
未だ実働せず・・・・。
今週中には稼働するはず!
というか稼働しないとまずい!
ソーラーパネルにもいろいろ問題点はあるし、自然保護の観点から行けば、問題は山住みだ。
それは事実だ。
ただ、そういうことではなく、既存のインフラからエネルギーを自分で確保できると、万が一の時でも自分でなんとか出来る可能性がある。
もちろん、これだって完璧じゃない。
何せ移動は車。つまりガソリンに頼っているわけだし、
水だってスーパーで飲料水を確保してる。
完全に独立できたわけじゃない。
けれど、約2週間分は常備できる水タンクに、
食料を積み込んで置けるスペース。
そして電力。
そして思い立てばすぐに移動出来る。
選択肢が増えたことは、自由度が増えた、と思ってる。
それってトレーラーだからだよって思うかもしれないが、
僕はもっと自家発電が増えた方がいいと思っている。
ソーラーパネルだけじゃないしね。
だって、日本にはあんなに川が流れているのに、
家庭用の小型発電機があってもいいじゃないかと思う。
昔は水車がいっぱいあったでしょ。
風力発電も、今はいいのができている。
賃貸では難しいかもしれないけれど、
そういう住まいの設計はありじないかと思うんだよね。
何事も、縛られたものから少し緩まると、自由になるってことかな。
さぁ今週中には完成だ!