今年のダカールはコースは簡単だと書いたが、
じゃあダカールラリーが簡単か? というと、やっぱり大変だ。
コースは例年に比べれば簡単だったけど、他のクロスカントリーラリーに比べれば格段に難易度は高い。
距離は半端なく長いし、日数も2週間。こんなラリー他にはない。
なにより、難しい時のコースは他のラリーなら数十キロで終わってしまうが、
ダカールラリーはそれが一日中続く。それだけでも他のラリーより大変だってことがわかる。
そしてなにより、今のダカールラリーは”大変”なのだ。
特にバイクは!
何が大変かって。まず雨!
今年の前半は毎日雨が降ってたしね。
雨は体力を奪いし寒いし、なにより風邪をひきやすい。
今回もトップライダーでに数人が風邪をひいていた。
体調管理がとっても大変だ
さらにボリビアは標高が高くて、これも大変。
簡単に高山病になってしまう。
こればっかりは体質にもよるが、一度高山病になると、頭痛に吐き気、めまいとそれは苦しいことになる。
さらにこのウユニで雨なんぞ振られた日には、あまりの寒さで低体温症になりかねない!
酸素は薄いは雨は降るは寒いはで本当に大変。
しかも、暑いところは60度を超える猛暑地帯を走らなければならない。
これだけでいかに体調管理が難しいか・・・。本当に大変。
さらにさらに、バイクには2回もマラソンステージが設けられてる。
マラソンステージとはメカニックたちと合流できないので、自分で整備する必要があるステージのこと。
バイクを壊したら、補給パーツも手に入らない。
それだけじゃない。
寝床も完全にひどい扱いを受ける。
このざまだ
学校を利用しているのだが、完全に収容所だ。
この衛生管理にあなたはついていけるか????
こうやって書くと何が楽しいんだろうって考えてしまう。
まさにダカールラリーのバイク部門はドMの人たち向けの大会といってもいい(苦笑)
こういうところも、今のダカールラリーが大変と言われる所以だ。
改めて完走する事の大変さに痺れます。
300キロも500キロも走って寝袋では、10代のツーリングならまだしも、40代のレーシングライダーにとってはきついですね~。
それでも、なかなか経験できない事なので、楽しかったのでは?