今年のダカールラリーのコースは簡単だったと言われているし、僕もそう思う。
というのも、ルートの大半は道だったからだ。
道というのはどういうことかというと、こんな感じの道ばかりということ
山や平地の林道と言ったらわかるだろうか。
これがもう少しタイトになったり、石が出たりはするけれど、基本的に道。
ちなみにここは標高4500mの最も高かったところの道だ。
また平地では農道というか、広い直線ダートが増える
こんな感じ
こういうところはその先に大抵道にぶつかるので、90度ターンが多い。
でもまっすぐ。基本農道だったり、牧場脇の道だったりする。
ちなみにこの時点で 130 キロ以上のスピードが出てますね。
今回は最高速が165キロくらいだったかな。
ではダカールラリールートというのはどういうルートかというと、
それはズバリ! オフロード! 道じゃないところ!
これなんかまさに典型的
道に見えるけど、これはバイクがたくさん走ってついた跡で、基本は何にもなかったところ。
路面は砂で、その上に草が生えてる。走るのに難しいじゃ所じゃないけど、
かなりでこぼこで、これが100kmも続くと大変!
しかも砂だから、誰かが走った後は柔らかくて、走りにくいしエンジンのパワーも食われる。
だからこういうルートは大変なんだ。
さらに、砂丘エリアになるともっと大変!
これはフィアンバラの砂丘
砂丘と言っても、いわゆるデューント言われるものは簡単。
もちろん走ったことのない人には大変だけど、僕にとって砂丘はさほど難しいものじゃない。
でもここは砂丘というより砂の山。
こういう道を延々登ったり降りたりする。
これがまたパワーが食われて大変なんだ。
ちなみに、今回あった、いわゆるデューン、砂丘はこんな感じ。白い砂丘。わずか数十キロで終わっちゃった。
こういうダカールラリーらしいルートが、今回は3〜4日しかなかった。
2週間あってたったの4日!
後はずーっと道だった。
だから今年のダカールラリーは簡単だったって言われる所以なんだ。
TV見ていてもそう思ってました。だからローブが出てもイキナリ速くWRC的にいっちゃったのかと。