2016.01.10

STAGE7 トピック


ウユニ~サルタ
ボリビア滞在2日間、これ以上高山病患者を増やすわけにもいかないので次の目的地サルタに向けてダカールツアーは南下します。
選手は817km、アシスタンスカーは1059kmの移動になりますが、一般道は80km/h、市内は50〜30km/hの速度規制があり、違反するとチームのペナルティになるので、飛ばしていくわけにはいかず・・・。ビバーク地への到着時間を逆算して深夜~早朝に出発します。
ちなみに、私の乗る車は午前1時にウユニを出発しましたが、10時間立っても、ようやく600kmの地点。寝たり景色を見たりしてるだけなので、全然疲れてなくてごめんなさい。

ドライバーのラファエルが「今日はこれまでで一番厳しい日だぞ」と言っています。
彼はダカールに何度も出場したことのあるドライバーで、今年は肩のケガのために出場せず、アシスタントカーのドライバーをしてくれているのですが、毎日コマ図を見ては選手にアドバイスをしてくれる兄貴的存在です。
その彼がいうには、今日は冷たい水の流れる川を何度も渡らないといけないとのことです。なかには水深の深いものもあります。あぁ、いやだいやだ。身の丈ほどの川渡で水没しませんように。ちなみにこちらの川は・・・泥水です。
今日は朝からけが人のニュースやバレダの離脱などのニュースも入り、アルゼンチンの天気予報は雨! 向こうの山の上には怪しい雲が立ち込めています。

さて、JUNは明るいうちに帰ってくるのか?と、約16時間の走行を終え、サルタのビバークについた直後にJUNからメッセージが。
「SS2がキャンセルになった」
「SS1は昨日の逆走」
どうやら、SS1では大変な川渡はなかったようです。
チームメイトのクバやアルマンドはSS2の川渡で大変な目にあったそうですが・・・。

明日は休息日、みんな思い思いの一日をお過ごしください。

(K)


カテゴリー: 2016 DAKAR(day 7)
  1. 匿名 のコメント

    山また山、何まだ上に山があるの?という、標高の高さを感じさせる写真ですね。一番の高みは雲に隠れていて見えない、そのお天気の悪さでSS2がキャンセルになって多少苦しまないで済んだのは良かったですね。風景として見ると、お天気と曇りが混在する山岳地帯のドラマチックで美しい写真なんですが、現地に居たら風雲急を告げていてのんびりできない雰囲気でしょうね。

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