【ダカールラリー2015 アルゼンチン・ボリビア・チリ】ステージ7 イキケ → ウユニ
SS(競技区間) 321km リエゾン(移動区間)396km total 717km /総合27位 市販車部門1位
南米にダカールラリーがやって来て初の4輪マラソンステージ。チームのサポート無しのイキケ→ウユニ→イキケの2日間がやって来た。このステージは、危険を少しでも回避し、トラブルがあった場合に迅速な対応ができるよう、チームメイトとランデブー走行するのがセオリーとなる。
キャンプ地を出発した時から、ナビのアランがナーバス。コマ図を気にしながら、なぜか街中のリエゾンでミスコース。SSに入ってからも、マラソンステージであるから、ゆっくり進むもどうもアランはそれが不服らしく…。そんな若干ギクシャクしたスタートを切る。120㎞地点で、溝に落ちてしまった。前日同様にパワステを再び破損しまう。ダメージを負った左のフロントホイルを自分で修理し、その後チームメイトの後ろをフォローし安全に行こうと考えていたJUNだったが、アランの判断で先に行かせてしまった。
走行を再開するも、待っていたのは悪路。雨が強くなり土砂降りで泥だらけのコンディション。枯川の川沿いを進むコースなのだが、鉄砲水があちこちから出て来て危険な状況。そんな中、雨で道路がえぐれクレパスが沢山できている道を右往左往しながら、残り200㎞をパワステ無しで走り切り、今日もクラストップを死守した。
明日のコースは、あのウユニ塩湖の中からのスタート。一斉スタートとのことで、約370㎞あるSSで、130㎞はウユニ塩湖内を走行、4000mの高地をひたすら走る。ラッキーなのは、この130㎞は直進するだけなので、パワステ無しのJUNにはありがたい。残り約240㎞を我慢して走るだけ。とは言っても、パワステがなくクルマはパーフェクトなコンディションではないのでタフなレースが予想されるが、是が非でもチームの待つイキケに戻り次に繋げたいところだ。
今日のビバークは、軍の駐屯地内に設けられた施設。軍の警備付きである。高地で、シャワーを浴びたり自分が動くだけでも息がハーハー言う空気の薄い所。ナビのアランにもあまり動いたりしないようアドバイスしつつ、ベッドはあるが雑魚寝のような雰囲気の中で就寝し、明日のスタートに備える。
只今JSPORTSダカールラリーDAY1からDAY6までを連続再放送中です。DAY6までを振り返り見ているうちにも遥か地球の裏側でダカールの時間は進む、タイムマシンにでも乗っているような不思議さで放送を見ています。視聴者にとっては何とも言えず贅沢な時間です。こうテレビを見ている今も関係者の皆様は時間に追われていて、大変なことと思いますが・・・。