2014.01.13

【ダカールラリー2014 アルゼンチン・ボリビア・チリ】 レポート vol.9

CT3E8079

ステージ7 総合37位 市販車部門2位 / ランキング 総合22位 市販車部門1位
Salta → Salta SS(競技区間): 302 km / LI(リエゾン、移動区間): 510 km

初の高山病
ステージ7のコースプロフィールをご覧になっていただくとわかるのだが、本日のコースは、標高4000mの高原を走行するSS。サルタからスタートし同じ地点に戻って来るというループコースとなっている。

SSのスタートは、雲が多くドクターヘリが飛ぶことができない為、約1時間ほど遅れた。雨の中、ようやくスタートを切ったところ、50km地点で珍しくトイレに行きたくなったというJUN。我慢できなくなり、仕方なくクルマを停め用を足したのだが、これが高山病の初期症状だったらしい。

高地を走行する為気温も低く、水分も必要としないが、繁茂に尿意を催し、また急激に睡魔に襲われた。頭がぼーっとし、道路の凹凸が見えなくなり視野が狭くなってきた為、高山病と確信した。

SSの後半は、雨もしだいに晴れてきたが、高山病特有の頭痛も始まってしまい、ペースを上げる事よりも集中して走ることに専念した。ナビゲーターのアランも同様の症状に見舞われていた。

クルマは、高地を走行するのでパワー不足ではあるが、今日のステージはトラブルもなく走行を終えた。カラダは、ビバークへ到着するとその症状は消え、大丈夫とのことだ。

長いリエゾンでは、通りかかる家の中からスゴイ勢いで手を振ってくれたり、沿道の人々のウェルカムなムードに、JUNはジーンと来るそう。そんな声援も味方につけ、後半戦も“淡々と”行ってもらおう。明日は、国境を越えいよいよチリに入る。


カテゴリー: 2014 DAKAR(day 7)
  1. 奥野 のコメント

    お疲れ様でした。高山病が酷くならなくて良かったです。SSに限らずリエゾンでも厳しい区間もありますのでお気をつけて。

  2. 一通 のコメント

    大変でしたね。ちっとやそっとでは高山病にならない、というか初めて、三橋選手とアランナビが罹るくらいだから今回はかなり強力な高山病だったのでは。気象条件も今までにない雨ということもあったのでしょうか。でもビバークでは回復されたとのことでひとまず良かったですね。

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