表彰式は、恒例のプールサイドにどーんと派手な装飾が飾られ、おお! 今年は豪華になるなぁ、と思ったが、それは結婚式のものだった(笑)
で、我々ラリーの表彰式はというと、会議場というか、コンベンションセンターというか、お固いところでの初開催。椅子がずらーっと並んでいるけれど、当然全員は座れない(笑)
最初に流れた今回のラリーの総集編映像を見ながら、最終日のことを考えてた。
あの日のポジションは総合4位。前は2分差。後ろも2分差。1週間のラリーの最終日に、こんなに接戦になるとは思いもしなかった。
後ろにいるバギーには、全く歯が立たない。ではなぜ後ろにいるかというと、彼が3日目にスタックし、大きくはまってタイムロスしたからだ。だからここまで追い上げられた、ということになる。
一方2位のバギーは、速いのだが、かなりミスがある。だからこれまで接戦だった。
3位浮上は難しいかもしれないが、がんばれば4位キープは出来るかもしれない。スタートの朝、そう思った。
そして朝からかなりのペースでぶっ飛ばした。砂丘もぶっ飛ばした。そして落っこちた。攻めた結果だから仕方ないけど、でも自分にふがいなさを感じたのも事実。
ところがその表彰式での最終結果を見ると、彼ら2台のタイムがあまりに速い。もうね、わずか260kmのステージで、20分以上はなされてる。スタックしてロスしたのが10分くらいだから、その差を引いても10分以上。
この2台、ガチで攻めてたんだなと。攻められてしまうと、マシンがそもそも違うだけに、こんなにも差が出るなんて。
わかってはいたけれど、こうして数字に出るとちょっとショック。
と同時に、おかしくもあった。
スタックしようがしまいが、もう5位確定だったわけね(笑)
でもよけいにスッキリした。
でも、パンク5回のロスでトータル15分、砂のスタックで40分。1時間近いロスタイムがある。これらを削れば、総合3位になる計算だ。
だったら、もっとロスしない走りをした方がいいに決まっている。決まっているが、ロスしないで守りに入ればペースが落ちる。1時間のロスタイムを減らせるが、その分ペースも1時間以上落ちるだろう。2号車のペーストの差を考えればそのぐらいになる。
だから、攻めた方がやっぱり速い、と、いまでも思ってる。
でも、攻めながらも、ミスを減らす。難しいけれど、そうやって精度を上げていかないと、総合順位は狙えない。
それがまた楽しくもあるよね。
難しいことだけど、やりがいもある。
そんなことを表彰式では考えてました。
さて、次は2ヶ月きってます。ダカールラリー。もうすぐです!
応援、ありがとうございました!
その難しさ・面白さがモータースポーツなのでしょうね。走っている最中にご本人たちは置かれている状況が把握しにくいのも。後になって「そうだったのか。」ということは良くあるのでしょう。分析して次、こうしようと思うと早く来い来いお正月!って感じかも知れないですね。