高度のためかやや不調の走行を強いられるが、ミスなくクラストップを保持
1月4日 Stage 3 サンミゲルツゥクマン>サンサルバドルデジュジュイ 市販車クラス1位/総合31位
ダカールラリー4日目、競技区間は3つめとなった1月4日は、標高3000m前後のマウンテンルートを走破する難しいコースとなった。競技区間が2箇所に分けられている設定で、前半はコースは砂と岩の峡谷を縫って進み、後半は深い森の中を抜けるルートとなった。
「今回のダカールラリーのタイム設定はちょっとおかしいんじゃないかな、ってみんな言ってる。厳しすぎるんだ。試走時より条件が悪いのかもしれないけど、必死に飛ばして暴走するくらいじゃないと指定されたタイムに間に合わない。おかげでかなり厳しい1日になった。」
「今日スタートしてすぐの前半は、(細かな粉のような土が降り積もった)フェッシュフェッシュの道で、しかもワダチが深く掘れていて非常にテクニカルなルートだった。これはスタックする危険が高いと、早めにタイヤのエアを抜いたのが功を奏して、ほかのクルマがいっぱいうまっている横をうまくすり抜けて走ることができた。埋まっていた台数はかなりのものだったから、これに関してはいい判断だったと思う。タイムもかなり稼げた」
「ところが、その区間を走り抜けたあたりからなぜかパワーダウンしてしまい、スピードがでなくなってしまった。最初は標高が上がっているのでそのせいかと思っていたんだけど、さっき抜いたクルマに抜かれ出してこれはヘンだと。止まって修理を試みたんだけど、解決はできずにそのままフィニッシュとなった。結果、指定タイムから10分遅れてしまった。これは痛かったね。パワーダウンの影響も考えると、トータルで30分は失っていると思う。まあ、それでもクラス首位は保てたけど、悔しい結果だった」
「まあ、残りまだ10日間以上あるし、問題はない。明日からはいよいよ国境を越えてチリに入るけど、体調も悪くないしいい走りが出来ると思う」
不調が早く解決すると良いですね。引き続き快走されますように!