2011.10.25

亜流か本流か…..

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新城と書いてしんしろって読むんだね。
ずーーーーーとしんじょうだって思ってた。

愛知県にある新城市で行われている全日本ラリー選手権。

近くで仕事があったので、帰りに寄ってみることにした。

同じラリーといっても、パリダカをはじめとした「クロスカントリーラリー」とは、全然ちがう競技フォーマット。

基本的なシステムは同じだけれど、コースを下見して、自分たちでペースノート(いわゆるコースを覚えるためのあんちょこ)を作るので、下見禁止のぶっつけ本番のクロスカントリーラリーと違い、スプリントの要素が強い。

さらに距離も短いし日数も2〜3日間。1位と2位との差が秒差で争われるほどのスプリント競技だ。

この新城ラリーは新城市が全面バックアップして行われており、新城市の町中をラリーカーが走り回す姿は、ちょっと感動的だ。

しかも、コースを見るのが無料と言うのもすごい。

駐車場は離れたところにあるので、そこから無料バスに乗り込んで、メイン会場へ。

そこにはラリーマシンの整備が行われるサービスパークと、その周りにいろいろな出店が立ち並び、ちょっとしたお祭りのような感じ。

さらにそこから歩いていくと、無料で見られるギャラリーコーナーがある。

 

 

この日はターマックラリー(アスファルトのコース)なので、路面は舗装されているけれど、観客が見る席は山の中! イスなんて当然ないよ! 足場もかなり悪くて、完全に山岳路! 慣れてない人はきっとびっくりするだろうけれど、それでも写真のようにたくさんの人たちが山に分け入っていた。

サーキットのレースと違って、ラリーだから目の間をあっという間に駆け抜けていくから、見るのはあっという間。だいたい1台あたり、視界に入っているのは5〜6秒といったところで、本当にあっという間だ。

 

路面は雨上がりでしっかり濡れていて、しかもコケもあったりして見るからに滑りそう。

 

トップ集団は慎重に走り抜けていく。

みんな丁寧だ。

 

バイクから4輪の世界に飛び込んだオレは、4輪ではクロスカントリーラリー以外の競技経験が、ほとんどない。だから、この路面を走れって言われたら、やだなぁ。

基本舗装路でのレースした事が無いからね。

しかもウエット路面なんて経験無し!

正直怖い。

ドライバーとしての経験値が意外と無いのが、オレのコンプレックスでもある。

 

やっぱり、車を使った競技なのだから、いかに車を自由自在に走らせる事ができるかは、大事なところ。小さいときから4輪の運転に親しんで、速さを競い合って切磋琢磨して来た選手とは、やっぱりかなわない、と思う部分がある。

 

でも、彼らにしてみても、ろくに4輪経験が無いのに、ダカールラリーに行って結果を残しているのは、ある意味怖いんだろうなと、思うこともある。

 

正統派の本流ドライバーには無い、亜流出身のドライバーとしての強さを発揮できるのが、パリダカというステージなんだろうと思う。

 

自転車はロードよりMTB

スノーボードはゲレンデよりもパウダーラン

バイクはサーキットではなくクロスカントリー。

そして4輪もクロスカントリーラリー。

ことごとく本流外して亜流で攻めてる自分の人生!

 

なんて、新城ラリー見ながら思った訳です。

 

 

 

 

 

サービスパークで休憩中だった、勝田選手を応援に。

すでに今年のチャンピオンを決めているドライバーなんです。

そしてこの新城ラリーでも優勝! おめでとうございます!

 

それにしても、駐車場が未舗装だったので、車がドロドロ….。

わだちもひどくて、抜け出せないかと思っちゃったよ。

 

でも、見る価値はあると思うよ。



カテゴリー: Diary
  1. ViveLaBibendum のコメント

    三橋淳さま
    砂漠をあんなに速く走れるんですから~雪道でも泥濘でも濡れた舗装路でも余裕でしょう…とは行かないんでしょうね^^;

  2. 勝田 範彦 のコメント

    三橋さん、応援に来てくれてありがとうございました。
    や~あの路面怖かったよ~(汗)
    完走出来て良かったです!!
    パリダカールラリーをNHKで見たことありますが凄く過酷だと思ったし、下見なしでよく道のない砂漠を全開で走れるなって思いますよ。
    恐ろしいぃぃ・・・・
    今後も活躍を期待しています。

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