車検日:カイロ 走行距離:0km
かなり問題点のある車両が前に並んでいたため、待ち時間の長かった車検も無事終了。昨年のファラオラリーで市販車クラス優勝、総合3位という好結果のため注目度の高まっている三橋。本人も昨年以上の結果を狙ってはいるが、クラスでの戦績はともかく、速いクルマが多く参戦しているので総合での順位アップはかなり難しそうだ。「明日は1年振りのラリーと言ってもいいくらいだから、慎重にゆっくり行きたいところだけど……でも速いクルマが揃っていることを考えると、それじゃ上位は狙えないから難しい。慎重に、だけど攻める走りをしたいと思う」と言う。
明日、ギザのピラミッドをバックに始まるラリーは、90kmの移動区間を経て約360kmのSSとなる。コースの前半は砂混じりの砂利道で、ギャップとジャンプの多いハイスピード区間。エジプトの砂漠を好きな人にとっては有名な、砂漠の中にポツンと1本のアカシアの木が立つポイントを経て、砂丘へと入っていく。その後はサンドの道、そしてロックセクション、最後にまたサンドトレイルとなるバリエーションに溢れるコースとなる。
午後8時からに設定されたブリーフィング（ミーティング）の影響で夕食も9時からとかなり遅く、三橋はさっさと食事を済ませて部屋へと戻った。体調は万全、車両も完璧で三橋もリラックスしているが、しかしやはりそこはかとなく緊張感は高まっている。いよいよ明日からスタート。ぜひ応援を宜しくお願いします。
車検会場でUSTREAMのライブ配信を行う三橋
書類審査が終わったライダーたちにはリストバンドが巻かれる
ポルトガルから参戦しているトップライダー、ロドリゲスが三橋に話しかけてきた
