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2011.06.15

パスポート

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前回のダカールラリーで盗まれたパスポートをようやく再発行してきた。

これでいつでも海外に飛び出せる! 近々行く予定もある。

8年ぶりに訪れるあの場所にね。

 

 

パスポート、最近は5年期限のタイプを申請している。

というのも年に数回海外に出かけるので、スタンプだらけになってしまい、

あっという間にページが無くなってしまうから。

そうなると毎回入国審査で面倒なことになるしね。

しかもアラブ系の国に行く事が多いので、トラブルになるのも面倒。

そういう理由で5年ものにしてる。

 

 

昔は入出国のスタンプが押されるたびに嬉しかったものだ。

 

 

初めて海外に出たのは20歳の時。しかも行ったのはソビエト!

ロシアじゃないよ。まだ当時はソビエトだった。

帰りのフェリーの中でソビエトが崩壊して、ロシアになったのを、今でも覚えてる。

すごいタイミングでソビエトに行ったものだ。

しかも初海外が飛行機じゃなくて船!っていうのも、珍しい。

 

それから毎年いろんなところに行った。

アメリカ、メキシコ、カナダ、オーストラリア、

中国に変換される前の香港、マカオも行った。

だいたい30ヵ国ぐらいだろうか。

それらのほとんどが仕事もしくはレースがらみ。

完全なプライベートの観光旅行というのは、実は一度も無い。

だから、友人たちが海外に遊びにいく話を聞くと、とてもうらやましい!

 

いや、正確には1回だけある。

 

といっても、NISSANと契約しているとき、南アフリカに行く途中に、

ちょっと早く成田を発って、シンガポールでトランジットするから、そこから

船に乗ってインドネシアのビンタン島に行ったのが、初。

これだって仕事途中で寄っただけだから、正確にはどうなんだろうね。

 

NISSANのファクトリーマシンにテストライドするために、南アフリカに向かったんだ。

もう6年前の話だ。

 

 

その行きがけに、ビンタン島に2泊。1人でリゾートホテルに泊まった。そう聞くとなんだか寂しいなぁ(笑)

ここに男1人2泊。そんな客オレひとりだけだったよ(笑)

 

別に時間がない訳でもないし、今となっては海外旅行はそんなに高くない。

むしろ国内旅行よりも安くつく。

 

でも、完全に遊びでってなると、なんだかとっても罪悪感を覚えてしまう。

そのお金があったら練習できるじゃないか。

何無駄金使ってんだ!

自分で勝手に追いつめてしまう。

 

いや、別にそんなにストイックに生活してないんだよ。

普段だって飲みにいくし、遊びにだって行くし、欲しいものだって買うんだよ。

だけども、それらは結構小額なものばかり。

ある程度まとまったお金を使うとなると、なんだか後ろめたさが芽生えてしまうんだよね。

スノーボードの道具だって高いけど、トレーニングになると思えば払えるんだけど、

海外旅行はなんのトレーニングになるんだ?

 

そういうわけで、一度も行った事が無い。

 

でも、行ってみたいところはいっぱいあるんだな。

 

まず見たいのはオーロラ!

 

 

これは死ぬまでに必ず見に行きたいね

 

そしてペルーのマチュピチュ!

今度のダカールラリーのゴールはペルーなんだよね。

ラリー終わったら寄って行こうか???

そんな時間あるのか?

いや、作って行くか!

 

 

そして、アフリカにある、巨大な目玉!

 

 

これ、モーリタニアと言う国にあって、ダカールラリーでよく通った場所の近くにあるんだそうだ。

半径がなんと50kmもある巨大な目!

 

クレーターか?

って思うんだけど、調べたら自然の浸食が生み出した地形なんだそうだ。

行ってみたいねぇ。

実際行ったらただの山だったりするのかな?

行ってみたいところは沢山ある。

人生は短い!

いつか必ず行ってみようと思う。


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2011.06.14

レースなのか? 冒険なのか?

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ラリーの解釈って本当に難しい。
日本でラリーがはやったのは80年代。
こぞって日本の有名人も参加した。

クイズ番組の「なるほどザワールド号」に
立松和平
松任谷由実
夏木陽介
岡本佳保里
最近では桐島ローランドなどなど

芸能人もいっぱい参加してた。

フランスからもフィガロのモデルなんかも参加していたくらい。

そういう、荒野とはイメージ的に似つかない人々が参加して、ダカールラリーの過酷さを世に知らしめたと言ってもいいのかな。

ダカールラリーは冒険だ! ってね。

これは日本人にかぎらず、世界共通のイメージだ。
だからこそ、世界中から注目を浴びる。
世界一過酷なモータースポーツとしてね。

ところが、この冒険要素が、最近はエクストリーム過ぎちゃって、一般の人々には伝わりにくくなっているのかも知れない。

と、最近思うようになった。

というのも、昔はマシンの信頼性が低いので、壊れるのは当たり前。
ファクトリーチームだってマシントラブルは当たり前の時代。
そんなマシンが走り抜けるのは、360度何も無い砂の海!

そう、砂漠と言っても真っ平らの砂の海なんだ。
それがサハラ砂漠と言う場所。世界最大の砂漠だ。


↑ファラオラリーはクラシカルルートを今でも保持しているので、昔のパリダカのようなルートが多い。
全開全開全開だ

ところが、オレが参加する頃には、全然ちがうものになっている。

マシン開発が進んで、ほとんど壊れる事が無くなった。
壊す事はあっても、壊れないんだ。
(もっとも、この部分は淘汰されて、壊れにくい車両だけ残ってるから。
中途半端な車両が出て来たら、すぐ壊れちゃうけど)
だからレースはドンドンとハイスピード化していく。

そこでよりコースの難易度を上げる事で、過酷さをアピールしようとするので、
通過する砂漠も、真っ平らではなく、砂丘、そう、山のような砂丘を抜けていくことになる。

だから、オレにとって、砂漠は海ではなく、山なんだね。感覚的に。

山を越えるにはテクニックがいる。そこはドライバーの力量とマシンの力量が試される。
成績を出すには、そこが大きくクローズアップされる。

逆にアマチュアドライバーは、越えるのに難儀して夜中になる。
これが今の冒険的要素ってことになるのかな?

だから、同じダカールラリーでも上位陣とアマチュアではスタンスが違う。
それは昔から同じなのだけれども、マシンを含めた取り巻く環境が、昔よりもグレードアップしているので
上位陣とアマチュアとの差が少なくなっている。
だから、冒険的要素を見つけにくいのかも知れない。

第一、昔は360の大砂漠を「自分も走ってみたい!」って思えるような映像が多かったけれども
今のダカールラリーの映像を見ると、切り立った砂丘に埋まる車の数々…
走ってみたいって思う、”パンチのある”人は、少ないのかも知れないね。

南米になってから、日本人のアマチュア選手が完走した例は、バイクもクルマも無い。
ぜひチャレンジして、南米第1号になってほしいんだなぁ。


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2011.06.08

ドライバーの力量

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久しぶりに家に帰って来て、MACを立ち上げ、インターネットなんぞ見ていたら、
こんな動画見つけちゃった。

メルセデスのCMなんだけど、今にも生まれそうな妊婦。でも車は故障…
立ち往生しているところに通りかかったのが、
F1ドライバーのロズベルクにミハエル・シューマッハ!
夫は7度の世界チャンピオンに乗せてもらおうと言うが、
妻は「今はロズベルグの方が速いんじゃない?」
と話しているうちに雨が降って来て
「雨ならシューマッハだよ!」

云々なCM!

面白い!

何がおもしろいって、日本のCMで、どっちのドライバーが速いか? なんてやらないものね。
どの車種が速いとか、どの車が性能で上回っているってCMが当たり前の中で、

「どっちのドライバーが速いか」

だよ?

それも自動車メーカーのCMで!

こういうの一つとっても、モータースポーツの捉え方が日本と違うんだなぁって思う。

ダカールラリーも例外ではなく、モータースポーツは多くのビジネスが絡むので、
シンプルなヒューマンスポーツと比べると、ドライバーの立ち位置は分かりにくい部分がある

けれども、どんなにいい車に乗っても、どんなにいいチームに所属しても、
その好条件を活かすも殺すもドライバーの力量次第。

だからドライバーには大きな責任がのしかかるし、それだけに成功した時は讃えられる。

ドライバーの地位を上げる事も、大事な事なんだよね。

だから、乗り物がクローズアップされがちなモータースポーツだけれども、
もっとドライバーにもフォーカスされるように、
ヒューマンスポーツとして注目を浴びるように、頑張らないといけないな。
そう思いました。

頑張ろー!


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  1. ViveLaBibendum のコメント

    三橋淳さま
    ドイツ人のセンスは素晴らしいですね…
    同じのをレクサスでやってもサマにならない気がします^^

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