今年になって、国内でいろんなところに行った。
湯沢、白馬、名古屋、岐阜、千葉、伊豆に花巻、釜石、陸前高田、仙台、いわき、高山、
こう書きだしてみると、色々行ってたんだなと、実感する。
自分では今年はまったく動いている自覚が無かったからね。
でも、あちこち行くのは大好きです。基本、旅をしたかった少年だから、遠くに行くのは好きだ。
そんな、今年の前半で起きたエピソードをひとつ。
3月に、岩手に行った時の事。
正確には、岩手から東京に戻る日の朝の事だ。
急用が出来てしまい、急遽早朝に戻ることになった、午前5時。それまでお世話になっていた農家をあとにして、農道を高速道路へと急いだ。
花巻だったこともあり、この辺一帯は地震の影響は少なく、道路も、畑も、家も無事な、いつもと変わりない喉かな田園風景の朝だった。
そんな景色を見ていたら、どうしてか急に尿意を感じて、高速に乗る前に、気持ちよく解放させようと、車を止めた。
そして、道の脇に、気持ちよく”解放”し終えて、車に戻ると、ドアが開かない。
あれ? と思い他のドアを開けようとするが、どれも空かない。
インロックしてしまった!
なんで? どうして? ロックなどさせてないのに!!!!
でもドアはまったく開かない。
やってしまった…..。
しかも、携帯電話もクルマの中。
JAFを呼ぶにも電話すら無い朝の5時….。
近くに農家はあるが、こんな朝早くにドアをたたくのも忍ばれる…。
途方に暮れていると、たまたま犬の散歩に通りかかったご老人を発見!
急いで駆け寄り、事情を説明すると、快く携帯電話を貸してくれた。
といっても、まずJAFの電話番号をNTTに問い合わせ、そこからJAFへと電話…。
ようやくJAFにつながっても、迎えに来てもらうべき、自分の現在地が分からない!
完全にナビ任せで移動していたのもあるし、周りに目印など何も無い、農道のど真ん中。どうにも説明できない。
ご老人に代わってもらい、説明してもらうけれども、端で聞いてても分からない….。
電話借りておきながら「本当に大丈夫なんだろうか?」と不安になったほど。
「じゃ、説明しといたから」
といってご老人は犬と一緒に歩き去ってしまった。
本当にあんな説明でJAFはくるんだろうか…..。
ものすごく不安になりながら、待つ事20分、一台の軽自動車がやって来た。
オレの横に来るなり、窓を開けて「ほれ、中で暖ったまってけ!」
さっきのご老人である。
こんな朝寒い中待つの大変だからと、わざわざ車でもう一度来てくれたのだ。
JAFが来るまでの約20分の、車内の暖かさは、今でも覚えてる。
遠くの畑の農道のあいだから、青と白のレッカー車が来るのが見えた
「おお来た来た、良かったなぁ」
そういってご老人は笑顔で去っていった。
JAFのスタッフは、作業を初めて、ものの1分もかからずドアを開けてくれた。
今年3月の、東北の思い出です。
写真はいずれも先週行った伊豆のもの。
大きな木がこの広場で、今年、イベントが出来そうです。
新しい試みでもあります。9月開催を目指してます!