「BAJAに出ようよ!」
友人からお誘いがあった。BAJAと書いてバハと読む。アメリカ、カリフォルニアの南、サンディエゴのすぐ下にある半島、バハ・カリフォルニア半島で行われるオフロードレースだ。国はメキシコになる。
ダカールラリーと違って、このレースは、スタートしたらノンストップ。朝も夜も関係なく、一気に駆け抜ける、いわばキャノンボールみたいなレースだ。
日本でも有名で多くのファンが参加しているのが、半島を端から端まで走るBAJA1000というレース。でもそれは11月にやるので、ダカールラリー間近でとてもじゃないが無理。
友人が誘っているのは、BAJA500というもので、6月に行うレースだ。
ちなみに1000とか500とは距離を意味しているので、BAJA500は約500マイルとなる。
「久しく海外行ってないからさ、久しぶりに走ろうぜ!」
というが、彼はライダーなので、当然バイクで参加しようということだ。あ、BAJAはダカールラリーと違って、数名で組んで走っていいので、つまり2人でコンビを組んで参加しようと言うお誘いである。
バイクかぁ。確かに楽しそうではあるけれど。
もうずいぶんバイクに乗っていないし、技量的にも不安がある。
それにどうせ行くならトレーニングがてら4輪で出たい。
もちろん、砂漠の地形に慣れると言う意味ではバイクでも十分トレーニングになるのだけれど、そうはいっても4輪の方がベストだよね。
さらにというか、正直予算的に今余裕がない……。(これが一番の理由…..)
BAJAかぁ。
実は、初めて海外のレースに参加したのが、このBAJAなのだ。
しかも、初めて参加したのがHONDAのモンキーBAJAという、原付バイク!
本当は450ccとか、650ccとか、ビッグバイクで出るのが、”普通”。排気量が小さいと砂の上で走れないからね。日本の林道とはワケが違う….。
ロードライダーという雑誌の企画「モンキーBAJAでBAJAに行こう!」という実に下らないバブル的な企画で、ほぼノリで参加した。当然完走するつもりもないという、いい加減なもので、1/3を走破してリタイヤした。
でも、実際走って見たら、意外とミニバイクでも行けるんじゃないの???
という勘違いをして、翌年、友人とKawasakiのKSR80というミニバイク
これを大改造して挑んだものの、所詮80ccのバイク、苦労した!
フレームは折れる
エンジンは砂を吸ってパワーが落ちる(ただでさえ非力なのに….)
そりゃぁもう大変だった。
地平線まで続く砂の道を、延々足をつきながら走ったっけ。
周りの日本人にもさんざん言われた。
「あいつらはBAJAをなめてる!」
とかね。
でもアメリカ人には大受けだった。
しかも色々なアメリカ人にがんばれって励まされたっけ。
途中の給油ポイントは、基本Kawasakiのピットを使うことになっていたんだけれど、夜中に到着したあるポイントでは、オレを見つけてメカニックが飛び出して来て、オレのバイクを奪うなり、不調のライトやエンジンを素早くチェックしてくれた。
そんなに熱いサポートをしてくれたのは、Kawasakiのピットの前にあった、HONDAのスタッフ! メーカーの枠を超えて、応援してくれたのを、今でも覚えている。
そして時間内で完走!
しかもクラス2位!
今考えると馬鹿な事だよねー。
でもそれはそれで面白かった。
だから、一度ちゃんとレース用のバイクで走ってみたい。とは思っていたけれど。
そうだねぇ、せっかくのチャンスだし、行ってみようかなぁ。
と思って日程見たら、6月5~6日….。
イベントの仕事入ってるよ!
ひゃ〜 残念!!
来年は是非とも♪
お~途中まで読んでいて・・じゃ~一緒に行けるの?
って思ったら・・ガックリ!!
ちなみに・・BAJAでみた、
FJクルーザBAJAバージョンは超かっこ良かったです。
なつかし〜ね〜
そのうちでいいから、トラックで出て!