ダカールラリーの最大も魅力が、この砂丘越え。
切り立った高い砂丘を越えて行く瞬間こそ、ダカールラリーの醍醐味だ。
特に南米になってから、その反り立つ砂丘の高さは半端じゃない!
登れなくて、何度もトライするような砂丘がいっぱい出てくるのだ。
だから砂丘エリアに到達すると、砂に埋まって身動きできないマシンや、何度もやり直しているマシンに遭遇する。
こういう場面にでると、オレなんかはイッチョやってやろうじゃねーか! って気分になる。でも力みすぎると失敗する。かといって弱気では抜けられない。闘争心を沸き立てつつ、普段よりさらに冷静に、そして慎重に、時にアグレッシブなライン取りを求められる。なんども砂丘は越えているが、やっぱり突入する前は緊張する。
でもって、勢い余って砂丘のてっぺんから飛び出してしまうと、マシンは大破してしまう。このマシンも百メートル近く転がり落ちて行っている。
でも飛ばせるところもあるので、そういうところはとても気持ちがいい。
砂丘だけじゃない。こんな川なんかも何度も渡る。
こんな狭いところ通れるのか??? というような渓谷も!
そしてギャラリーポイントには多くの人々が!
最後のステージを走り終えて、優勝を手中におさめた瞬間。この後、大事なパスポートや携帯電話を盗まれた….涙。