最後に待っていた過酷な1日。気温50度のなかを快走、総合11位に!
1月12日 Stage 10 コピアポ > チレシト 市販車クラス1位/総合11位
ダカール2011もいよいよ大詰めに近づいてきて、最後の過酷なステージがやってきた。今日はアンデス山脈の西側に位置するコピアポから、大きくトグロを巻くように東へ向い、再びアンデス山脈を越えてアルゼンチンへと入るコース。後半に控えるチレシト砂漠は気温が高いことでも有名で、クルマ、ドライバー双方にとって非常に過酷な1日となった。距離も前半のリエゾン(移動区間)が504km、競技区間が176km、そしてまた移動が183km、トータル850km! の超ロングステージだ。日本で言えば、青森から御殿場までとなる距離である。
「今日はアンデス越えでいい景色がみられると思ったけど、ホコリまみれでなんにも見えず。がっかりから始まって、競技区間はとにかく暑すぎ!!! 外気温50度だって…しかもエンジンがすぐオーバーヒートして、何度も止まって冷やさなければいけなくて…調子自体はいいのに走れないもどかしさ!!! しかもコースは難しくて180kmに5時間以上!! すごく大変だった」
「それでも自分は走れるのに、暑いなかでマシントラブルでクルマを止めなければいけないのが、本当に気分が悪かった。もうそれだけ…」
と、結果はよかったが三橋にとってはストレスのかかる結果となった。しかし、フタを開けてみれば総合11位に累積順位がアップする快走ぶり。2位を15時間以上離してのクラストップも凄いが、市販車で総合10位にこれだけ近づく驚異的な走りを見せた。
これまでのダカールを知らない人にとってはあまり驚きではないかもしれないが、三橋の今回の走りは(以前からそうだとは言え)驚異的と言っていい。三橋が乗るのは砂漠やフェッシュフェッシュの続くハードな大地での競技専用に作られたマシンではなく、あくまで市販車のランドクルーザー。今回のようなコースでクルマを壊すことなく、しかも優れた順位で走り切るのはまさにカミソリの背を渡るようなギリギリの走りをしているということだ。同じ市販車クラスの2位以下に15時間以上の差をつけていることがその事実を証明している。
このまま無事走りきって欲しい。そうなるだろうが、このままの快調でフィニッシュしたら、きっと三橋にとって今年のダカールは大きな転機となった年になるに違いない。
うんうん(^-^)b
じゃ、あと2つ、ね
現地時間20:30 DakarオフィシャルページによればSS11をステージ15位でフィニッシュ。
昨日リザルトから消えていたNo314のSMGバギーが総合10位に突然復活したせいで、総合は1つ落として12位。あと残り2ステージ!!
三橋がんばれぇ~!!!!