2011.01.11

Stage 8 Antofagasta > Copiapo


もはやT1クラスがライバル? 過酷な後半第一ステージを走破

1月10日 Stage 8  アントファガスタ > コピアポ 市販車クラス1位/総合17位

 休息日を終えて後半戦の始まったDakar 2011。その初日となるStage 8は268kmの移動区間から始まり、そのあとに508kmの競技区間が控える長大なコース。アンデス山脈の西側ぞいに、サンティアゴ方面へと向かうステージだ。相当に過酷になった砂丘がメインのステージを、三橋はまたも無難にかつ確実にこなしてコピアポのビバークに到着した。コピアポは、昨年鉱山の崩落事故からの救出劇で一躍有名になった場所だ。

 「今日はじつに大変だった。競技区間が長いってことがまず1つと、砂丘区間が2回あったんだけど、2つめの砂丘でちょっとハマってしまった。軽くてパワーのあるマシンであれば行けるんだろうけど、このクルマにはきつい角度の砂丘で、かなり手強かった。砂丘では走破性を上げるために空気圧を落とすんだけど、いつもはパンクやトラブルを避けるために1kg㎝3以下には落とさないんだけど、今日は0.8まで落とした。それくらいじゃないと上れない」

「そのいちばん厳しいところについたときに、1人乗りのバギーが砂丘から転がり落ちてくるのが見えた。幸いケガもなかったし、起こしてもらって再スタートしていたけどそれくらい難しいってこと。何台ものトラックがハマっていたくらい。パワーがあるクルマなら行けると思うんだけどね。僕が凄く苦労してやっとここを通過できたのはもう午後4時で、その段階でまだ20台ちょっとくらいしかここを抜けてなかったはずだから、後続のクルマはかなり苦労すると思う。コピアポの手前も砂丘だし、夜の砂丘を走るのは大変だと思うなあ」

「コピアポは相変わらずの凄い人で、歓迎ぶりも凄い。コースにもかなり奥まで人が入っているね。そうそう、明日はキャンプで例の”脱出カプセル”を見られる予定なので、写真撮って送りますよ。救出された人も2、3人来るらしい。南米らしい熱い歓迎ぶり」

「明日も長いので今日以上に大変そう。なにしろ、距離は200kmちょっとくらいなのに設定時間が10時間以上あるんだ。相当厳しい砂丘が続くのだと思う。自分でもハマらなくなったのはびっくりだけど、クルマの足まわりにトラブルが出て、セッティングが変更されてしまったのが残念。今年は新しいセッティングを試していて、これがじつによかったんだよね。昨年の旧いバージョンに戻ってしまって、とてもいい玩具を取り上げられてしまった気分だよ(笑)」

 今日は三橋はコピアポのホテルに宿泊。明日、キャンプ地から再び連絡をくれる予定だ。後半も応援、ぜひ宜しくお願いします。


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  1. のコメント

    2号車はどうでしょうか?

    ともあれ、本領発揮ですね。ミネラルたっぷり取ってイオン満タンで乗り越えちゃってください♪

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