Stage 5 – Wednesday 6 January 2010 | Copiapo> Antofagasta
* Connection 90 km * Special 483 km * Connection 97 km
市販車クラス2位 ディーゼルクラス2位 総合25位
「今日はまる一日、フェッシュフェッシュ(シルト=粉のような柔らかく滑りやすい土の粉が積もった路面)と岩に悩まされたよ。砂というよりシルトで、ホコリが本当にひどかった。クルマのなかはいくら掃除してもなくらないくらいもうホコリだらけで、本当にひどい状態」
「岩もゴロゴロしてて多かったせいで、今日はなんと3回もパンクしてしまったよ。スペア3本しかないのに、まだ150kmを残したところで3本ともパンク。精神的にかなり疲れたね。だけど、2位との差もあと30分くらいに詰まったし、順調だとは思います。気分は明るいよ」
「今日は長かったとはいえ、言ってみればダカールでは当たり前の距離なんだよね。昨日までの1日のSSの距離が200km以下なんて、アフリカじゃありえないからさ。そういう意味ではアフリカと南米のダカールでは本当にまったく違うね。なにしろ、今日のキャンプ地も完全に大きな街だから。アフリカのダカールの場合は、未開の荒野を走って走って、大都会のセネガル・ダカールにやっとつく、って感じだけど、ここでは頻繁に大きな街に行くからね。昨日のコピアポは街から外れていたから、それなりに荒野って感じだったけど……」
「それが悪いってわけでもないのは、盛り上がりが凄いってこと。今日のゴール地はかなりの都会なんだけど、僕らのビバーク地を見に行くクルマで道路が大渋滞しちゃってたほど。街の入り口には特設のダカールゲートが出来てたりして、歓迎ぶりは本当に凄いね。僕らは一刻でも早くキャンプ地に着きたいから、渋滞の横の路側帯を走らせてもらったりするんだけど、みんな意地悪するでもなくゆずってくれる。本当、歓迎してくれているんだ。日本だとちょっと考えられないかもね、これは」
「でも、アルゼンチンに比べればチリの人たちのほうがシャイで、止まれば集まってきてサインを求められたり写真を撮ったりするけど、みんな礼儀正しいし、好感が持てますよ。アルゼンチン人が悪いわけじゃないけど、アルゼンチンではもっとアグレッシブだからね(笑)。クルマのなかに手が伸びてくることもあるくらいだから」
「そうそう、レースの話。今日はなんと、BMWのペテランセルが後から来たよ。ドライブシャフトが折れたみたいね。すでにT-2クラスで上位を走っているのはうちの2台のほかに1台の3台だけになっちゃったね。一昨日の砂丘で大分遅れたみたいだし……。一昨年、半分以上のクルマが砂丘で立ち往生して夜の12時までに戻って来れなかった日も主催者としてはさほど難しいつもりではなかったみたい。その日のブリーフィングで『思ったよりも難しかったみたいでごめんね』的なコメントがあったんだけど、そのブリーフィングに出られてない人が一番困っているわけで(笑)ちょっとおかしかった」
「今日の長さのSSになると、8時間クルマに乗ってて、なにもなければまったく止まらない。トイレ? 今日はパンクしたので、そのときに済ませたけど……そうそう、ブルーノがタイミング悪くて、用足しているときにトラック2台に抜かれてそのあとホコリで参ったなあ(笑)」
「明日も長いけど順調だし、無事にいけると思います。休息日にはチャットも出来ると思うので楽しみにしていてください。今日の夜は無線LANも使えそうなので、写真も送ります。ではでは」
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お疲れさまです!!
パンク3回はひやひやでしたね~
明日もきっと好調ですね☆
応援してます~
引き続きがんばってください!
顔がめちゃめちゃ元気そうで・・
でも、ちょっと痩せてきたかな?
前半、もうひとふん張り!!
このまま好調を維持できる事を祈っています。
一度、聞きたかった事が・・
ラリー中・・フランス人のナビゲータとの会話で
「おっとやべぇ~やべぇ~慎重に慎重に・・」
とか、思わず、つぶやいてします事があると思うのですが、
それも、もしかしてフランス語?
このながーい走行の日を無事に終了されたのですね。
時間が長いだけじゃなく、内容も濃かったようで、語っても尽きない一日だったのではないかと思います。そのレポートも楽しみです。また明日、物語のラリーの一日を走って下さい!