群衆をかきわけるようにしてスタートしていく
本日は317kmの舗装路を移動するのみ。大歓声の群衆に見守られてスタートした三橋淳は、5時51分にスタート、6時間弱の走行を無事こなしてビバーク地のコロンに到着した。
「今日はここでキャンプなんだけど、とにかく参ったのが蚊だね。強烈なのがいっぱいいる！ ホテルがとれなかったので、今日はテント張って寝るんだけどかなり憂鬱だなあ。日本から虫除けスプレーもってきておいてよかった。かなりこれがきくからマシだけど、でも凄いです。蚊」。
「スタートは凄い人だかりでした。例年よりも凄いくらいかな？ いったいこの先どうなるんだろうってくらい人が多くて、アルゼンチンのこのラリーに対する興味の深さってのが感じられましたね。本当凄かった。スタートでは懐かしい出会いがあって、１人は昨年ダカールにも出ていた、元オリンピック・アルペンスキーヤーのリュック・アルファンに会えたこと。彼はモトクロスとかのハードなスポーツをやっていたんだけど、昨年大けがをして再起不能？ と言われてたんだよね。だけど、今回のスタート時にはフランスのテレビ局？ のレポーターとして現れていて、今日から毎日レポートするからね、と笑顔で言っていた。嬉しなあ」
「2005年に同じチームの中国人ドライバーのナビとして走っていたシルバンとも再会。今年も中国人チームのナビとして走るようで、これも嬉しい再会だった。しかし、中国メーカーの勢いは凄い！ かつての日本？ そうだね、本当そんな感じ。観客にも中国人は凄く多いし、中国の勢いというのを非常に強く感じます」
「いよいよ明日からSSが始まるんだけど、ビバーク地に入ってくる草原の道ですらもうかなり水を含んでいて、明日はだいぶマディなレースになると思います。大変だと思うなあ……ゆっくり寝て、明日に備えます」
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